やすとものネタミちゃんから、看護師の得意分野について考えてみた
関西のトーク番組や情報番組によく出演されている海原やすよ・ともこ。
このお姉さんたちのトークはテンポがよくて勢いもあって親しみがもてて好きです。
親しみもてるっていったら、あんたそら上から目線やけどな。近所のお姉ちゃんと話しているときって、大体こんな感じやないかってことやがな。
(大阪のおばちゃんはこんな感じでしゃべります。知らんけど。)
去年かな、日曜お昼のネタミちゃんとなかまたち
(読売テレビ:https://www.ytv.co.jp/netamichan/)
でゲスト出演されていて、世界一位でも嫉妬することがあるのかというテーマでトークされていたときに
「わたしら勢いでしゃべってるから!コントできひん、大喜利もできひん。勢いだけ!」
って言ってたんです。
いやいや。勢いでしゃべることがどんだけ大変か。
ゲストからぱっと言われたことに対して瞬発力でぱっと返す、ロケしながらちょいちょいボケをいれてゲストのボケを漏れなく拾って返す。
それをコントや大喜利ができないからって理由で番組の流れ上とはいえ「勢いだけ」といってしまう。
話一本で仕事をする笑いの世界は日常のおしゃべりが上手・好きだけでは成り立たない芸なんだと思いました。
コント上手な人にも、やすともの勢いあるトークに嫉妬してる人いるんじゃないかな。
「自分にはあんなキレあるトークできひん、、、」いうてるて。
知らんけど。(二回目。適当か!)
例えばだけど、お笑い怪獣のさんまさんだってフリップ芸やそういうのは苦手なんじゃないかな。
いや、けっこうノリノリでやりそうだしめっちゃ笑い起きてそう、、、
それでもさんまさんといえばトークのイメージありますし、全部できたらそれこそ化け物ですって。バケモノが何人もいてたまるか。
それって、看護の世界にも言えると思いませんか?(唐突な話題変換)
看護師は全国で100万人いる職業です。
それが全員てきぱき動いて知識豊富で明るく親しみやすい性格で情にあふれ手先が器用だったとしたら、どうでしょう?
...もうちょっと賃金上がってるでしょうねぇ(遠い目)
実際てきぱき動く人も知識豊富な人もいます。
暖かく親しみやすい雰囲気の人もいるし、ルートキープの神と呼ばれる人は各病棟1人はいたりします。
でも、全部兼ねてる人はいない。
てきぱき動いて知識豊富だけど後輩指導はちょっと苦手な人もいるでしょうし、手技は苦手だけどナースに限らず周囲から抜群の信頼を得ているコミニュケーションの鬼みたいなひともいるでしょう。
じっくり24時間患者のいちばん近くで看護をする病棟でいきいき働く人もいれば、その日によって患者が入れ替わる外来やオペ室が性にあっている人もいます。
医療の現場である病院が合わない人でも、地域や介護の現場でもある療養施設や訪問看護は得意な人もいます。
明石家さんまのようなモンスター級の看護師がそんなにぽんぽん存在しているはずないんだから、全員が病棟でその能力をフルに活かせるわきゃないんです。
だから今病棟になじめない、病棟勤務が苦手で看護師辞めたいって思っている人には環境変えてみてって言いたいです。
ルート刺せなくても基本的な手技が身についていなくても、んなもん次いったところで身につければいい。
自分が必要だって思ったスキルはきちんと身につくもんです。
「あの子x年目のくせにこんなこともできないのぉぉ?ヒソヒソ」してくる声はいったん無視してアーアー聞こえなーいしてください。
聞くだけ無駄なんで。
時間もメンタルも有限です。無駄遣いはやめましょう。
急性期病棟は症状の変化が分かりやすく疾病の経過とその治療に伴う看護を覚えるのに適した環境なのは確かです。
急変対応も一人でぶち当たるより人が多いほうが負担なく行えます。
急性期病棟に勤務する過程で、その他の領域にいった時にマストとされる技術が身につくこともあるでしょう。
「新人は急性期に行っておけ」ってのはあくまで、後々役に立つであろう知識と技術が一番身に付きやすいのが急性期なだけなので言われてると思います。
だから、急性期がなんか肌に合わないなって人は進みたい分野が決まっているならそこで必要そうな能力を身につけて飛び込めばいいんじゃないかな。
看護師=病院 の縛りをなくすだけで気持ちも軽くなりますよ。
やすともの話からえらい脱線しましたが、得意分野を活かせばいいって話でした。
転倒ゼロへの取り組みの次は「転んでも軽傷」な環境づくり
転倒の話。
医療介護に関わる人ならどんだけ危険なことかが身にしみている、「高齢者の転倒」。
転んでも骨折を予防できる床素材があるみたいですよ。
”転んだ時だけ柔らかくなる床「ころやわ」”
(株)Magic Shields(浜松市中区)
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/202205/574875.html?n_cid=nbpnmo_mled_nhc
離れた部屋から聞こえるドスンッバタンッ
イヤだよねぇ…
音が聞こえた瞬間に
- こけた?てか落ちた?!
- 骨折?頭打った??
- センサーなったっけ?
- 今対応しているのを切り上げて、すぐ訪室して身体観察して…
- あードクター報告しなきゃ
- そのあと検査いって申送って
- 今日の夜勤リーダーは、○○さんか…何言われるんだろ
- あ、インシデント書かなきゃ
- うげぇえぇえぇ残業ぉおぉぉ
- ファッキンインシデントおぉオォー!
くらいの感情やイベントが浮かぶもんねぇ…
高齢者は悪くない。
30そこらの私らでも転ぶもん。
憎いのは転倒によって起こる様々な感情と、骨折なんかが起きたときの「自分が見てなかったばっかりに」という後悔。
こちらの漫画で転倒について現場目線でわかりやすく解説されています。
最後でなすさんが叫んでいる
「全ての床がマシュマロかゼリーになればいい!」
は、転倒インシデントを経験した全ての人の心を代弁していると思います。
ほいで、冒頭の床素材に話は戻りますが。
その「全ての床をマシュマロ化」にかなり近づく素材のようです。
普段はなんの変哲もない、硬いフロア素材。
だけど、転倒などの強い衝撃を加えたときだけ柔らかく組織が変形することで、骨折のリスクが激減します。
検査によると大腿骨骨折が起きる圧力を下回るとのこと。すげぇ。
片栗粉を溶いた水に衝撃を与えると一瞬固まる現象あるけど、あれの逆ととらえればいいのかな。
あくまでイメージですよ。
ワンセット約6万円なので全ての床とはいかないだろうけど、センサー部屋ならぬ「転倒部屋」として転倒リスクの高い人が入る部屋から導入されれば、患者本人にも関わる介護者医療者全てにも幸せな未来になるんじゃないかな。
この素材にはオートバイ車体の技術が活かされているようで、その技術とは「上手に車体を壊すとこ」。
オートバイレースで事故が起きたときの衝撃を、車体をうまいこと崩して逃がすんですって。
事故をゼロに近づける技術ももちろんあるだろうけど、人間が運転している限り完全なゼロは難しい。
なので起きてしまった事故の影響を小さく抑える方法が考え出されたんでしょうね。
この考え方は人生の送り方にも活かしていけるんじゃないかとも思いました。
失敗しないようにすることもいいけど、失敗が起きたときにどう対応するか、そこから何を学ぶのかも大切なんじゃないか。
完全な人間はいないので、転んだときにいかに軽傷におさえるか、転んだ経験をどう次に活かすかは心に留めておきたいものです。
だから転倒が起きたときに担当だった職員を詰めるのはやめよ?
レポートももっとかんたんなものにしよ?ね?
PTA活動がやってきた
小学校のPTA役員候補に選ばれてしまった…
これまでは夜勤ありのシフト勤務だったので、当たったところで参加できないと逃げ回ってたのが、最終学年でとうとう「候補」に選ばれましたと。
活動内容が嫌じゃないんだよ。
交通当番だって回ってきたらやるし、ベルマークだって集計しようじゃないか。
嫌なのは、これまで仕事にかまけて地域のお母さん方との繋がりが皆無な中で「いつ・どこで・誰と」活動をしたらいいのか予測がつかないことなんだよ。
仮に役員になったとしよう。
そうしたら、同時に役員になったお母さんたちとよろしくーってライン交換すると思うのよ。
そのライン交換も、あったらラッキーな方で。
すでにほかのお母さんたちのネットワークが出来上がっている中に、1人放り込まると辛いよね。
お互いに気をつかいまくって気疲れするのが容易に想像できてしまう。
「じゃあ〇〇の役割はAさんでよろしくお願いしますー!あ、じゃあ…△△お願いしてもいいですか…?」ってテンションがわずかに違うお話されるんだ!辛い!
嫌じゃないんだよ?!むしろ、気をつかってくれてるのがありがたいんだよ??!
ただ、相手に気をつかわせてしまっている自分自身に自己嫌悪してしまうのが消耗するんだと思う。
専業主婦があたりまえだった時代は、お母さんたちが担えていたかもしれんが、今共働きしている家庭に平日昼間集まれったってきついよ。
日中の数時間を確保するためには、仕事の段取りつけて上司に有給届け出て、ときにその上司や同僚から心ない言葉や視線を投げかけられ、すいませんスイマセン言いながら職場を抜け出してこなきゃならん人もいるんだよ。
それを1年間、行事ごとに繰り返して得られるものってなんだろう。感謝?
PTA会費多めに払うから免除ってわけにはいかんのかな。
地域で外部団体作ってそこに委託とか、活動内容を細かに公開して都度ボランティア募るとか、やりようはあると思うんだけど。
そうしているところもあるようですね。
【後日談】
役員外れました。
決選投票のあみだくじが当たったのは、仕事を抜け出してくじを引きにきていたお母さん。
上のお子さんのときもしたので、2回目だそうです。
外れたーやったーと言い切れない申し訳なさ…
ちなみにお父さんと見える人も数人参加していました。割合でいったら10:1くらい。
様子見しながら佇んでいる人が多かったです。
お葬式みたいな役員決めだったらどうしようと気をもみながら参加したのですが、本部役員のお母さん方はとても手際よく場を仕切っていました。
「こんにちはー何年生ですか?6年生?
じゃあ、このクラス札持ってしばらくお待ちくださーい。あと2名来られますんでー」
「揃ったので開始しまーす。くじでいいですか?じゃあ、じゃんけんで勝った順でー」
「当たった方ですか?よろしくお願いします、このあと講堂で役決めあるのでお越しくださーい、予定あればおっしゃってくださいね」
と、実にスムーズな案内。
中高のクラスでこんな子がリーダーだったな。
役員はしかるべき人のところに役が回るんだな。
そんなことを感じながら会場をあとにしました。
でも、いいかげんグループラインやZOOMを利用してネットでPTA活動してもいいんじゃないか。
テキパキ仕切るお母さんたちの負担もぐっと減ると思うぞ。
ハロー地域看護、グッバイ病棟!
こんにちは。
社会人から看護師に転職し、4年目現在デイサービスに落ち着いたみそなすといいます。
病院を離れて思うのは「医師のいない状況で看護師が起こせるアクションの参考書が意外に少ない」ということです。
患者さんが発熱したらアセスメント→必要時解熱剤の投与→主治医に報告、で済んでましたが地域だとそうもいかず、医師に繋がるまでの対処を自分で行わないといけない。
場合によっちゃ医師に繋ぐかどうかも自分で考えないといけない。
様子見でいいだろうと思うことと、実際に利用者さんや家族さんに「様子をみましょう」と発言することは重みが違うなあと日々実感しています。
そんななので同じ環境のひとがどんな看護をしているのか、ブログを続けながら情報収集をしていこうと思います。
わたしが勉強してわかったこともここに載せていけたら。
色々方法を試しながら続けていけます。考えながら走るスタイル。
以下、経歴。
看護師を目指したきっかけ
姉が知的障害を生まれながらにもっていて、生活のほぼすべてに介助が必要な状態だったため小さいころから姉ありきの生活だったことが大きなきっかけでした。
「お姉ちゃんみたいな人の役に立ちたい」という崇高な志もそれなりの割合ありますが、どちらかと言えば小さいころ生活を制限された自分みたいな人の役に立ちたいと思ったことが大きいです。
きょうだいじは意識しながら、ときに無意識に自分の意思や行動に制限をかけていることが多いので、自分が看護師になってそういう現状に何かアクションを起こせるんじゃないかと思いました。
そのときは企業の事務員だったからそのときに比べると何歩かは前進できてるかな。
あとは単純に、もっと稼ぎたいなーと考えたとき最も現実的にな道だったのが看護師になるというのもあります。
公務員試験とか公認会計士とかほかにもいろいろ考えたけど、合格率がえっぐい。
合格率5%とか。消費税?
看護学生時代
座学でA評価を取りながら実習ではC評価を連発する社会人学生でした。
実習の評価をするのは教員と実地指導者だからねぇ。
社会人時代からお局や職場のキーマンに取り入るのがへたくそだったもんで、評価受けしなかったんだと思います。
記録も患者さんへの関りもほどほどにしていたのも大きいかも。
でも、座学は点をとる頭でっかちな社会人学生に対する指導側からの暗い感情も入ってたんじゃないかな。
今となっちゃわかんないけど、あの業界ならその可能性もあり得る。
くわばらくわばら・・・
病棟時代
だめだめな新人で肝もちっちゃかったのでBBA先輩からよく怒られてました。
分からないことを聞くと「そんなことも知らないの!?」って怒られるし、聞かなかったら聞かなかったで「なんで聞かないの?!」ってやっぱり怒られる。
おかげですっかり聞く=怒られる、と体が覚えてしまいました。
病棟を離れた今は職場に看護師がほぼいないのでわからないことも普通に聞けています。ノーストレス。
書けば書くほど黒い感情があふれ出てくるのでこの辺にします。
基礎技術やアセスメントの仕方を学ばせてくれたのも病棟なので病棟スタートで良かったことも多いですが、一番しんどいと感じたのも病棟でした。
魑魅魍魎が多数いる魔窟だよ、病棟は。
今となっちゃ怒られたあんなこんなもネタにできるからいいんだけどね!
訪問看護に関わった数か月
病棟経験3年で退職し、4年目の春から訪問看護の世界に飛び込みました。
当時の所長いわく「病棟経験は少ないけど訪問に興味をもってくれたことが嬉しかった。その熱意に期待した。」ことが採用の決め手だそうです。
看護になったきっかけも詰まる所は地域看護・家族看護がやりたいなのでぴったりの分野だと思って飛び込んだのですが・・・
看護師がいっぱいいる職場は自分には合わないなぁと実感したため数か月で退職に至りました。
訪問看護師に求めるものが「話し相手」という利用者さんも多いので、雑談が苦にならないひとは向いていると思います。
無口な自分には向いてませんでした。
現在:デイサービス看護師
流れ流れてたどり着いたのが今のデイサービスです。
時給は訪問看護や施設勤務にくらべて安いのですが、看護師は自分だけという環境でノビノビ毎日勤務できているのがありがたい。
職場にはもう一人看護師の先輩がいますがほぼ顔を合わせることがない。会ってもとっても穏やかな人なのでノンストレス。
非常に恵まれた労働環境だと感じています。
出勤のときお腹が痛くならないって素晴らしいよ。
看護に必要な手技はほぼ必要ないし、医療行為は投薬処置くらいなので退屈と感じる人もいるのがデイサービスや通所施設の看護とは思います。
でも、利用者さんのちょっとした体調不良や外傷から考え得る異常をアセスメントして家族やケアマネに繋いでいく作業はやりがいあります。
フィジカルアセスメントが好きなひとには向いている職種だと思いますよ。
訪問看護がこの数年で注目を浴びてきているので、デイサービスももっと存在感が増したらいいなと感じるこのごろです。
残業もほぼないし、いいっすよ!
お姉さんどう、ちょっと寄ってかない!?
まとめ
マイペースにやっていきます。更新頻度は不明ですが備忘録程度に続けられたらな。
よろしくおねがいします。