正論だけど言葉がきつい先輩に傷つくあなたへ
注:あくまで個人の感想です。
正しいことを言っているはずなのに心が受け付けない。
理解はするけど納得はいかない。
先輩や上司から指導を受けたとき、そう感じたことはありませんか。
わたしはしょっちゅう感じてたぞ。
組織や個人が間違った方向へ行く前に、正しい方向を伝えてくれる存在はありがたいものです。
ですが、正論ばかり突きつけられるのも疲れます。
なぜ先輩は正論をきつい言葉でいってくるのでしょうか。
正論がきつい理由
太ったことを気にしている人に「太った?」と聞くと傷つくよね。
1.安全地帯からの攻撃だから
正しいことを言っているので、正論の内容が事実の場合、言われた側は反論できません。
反論できない場所で耳の痛い事実を突きつけられ続ける。
こっちからは何もできないもどかしさがあります。
2.相手の都合で繰り出される正論もある
一方的に正しいことが言える立場で、人より有利な立場に立てる作用が正論にはあります。
自分の立場を守ったり弱い自分を隠すために、この作用を利用する人もいるという事実を知っておいてください。
この作用を利用する人の特徴は
人より有利に立ちたい
弱い自分をみられたくない
相手を攻撃したい
というものです。
自分が下に見られたくないから、お手頃な誰かを下げておこうということですね。
この根性悪が!
と言いたいところですが、誰かを攻撃しないと自分を保てないかわいそうな人でもあります、こういうことしてくる人たちは。
正論をいうひとの心理
http://mzshinrikei.com/2020/11/30/seironhurikazasuhito/
3.きつい言葉だとさらにダメージ倍
正論をいわれる場面では真顔、もしくは怒った顔でいわれることが多いです。
これも正論をいう理由と同じで、自分を強く見せたいからというのがあるのでしょう。
言葉がきつい理由には「現場が忙しいから」というのもありますが、後輩に言葉がきつい先輩が忙しいからといって上司や患者にかみつく姿を見たことがないのでやっぱりきつく言える人を選んでいるのだと思います。
言葉がきつい人がそれを意識しているかどうかは別にして。
言葉がきつい本人は気づいていない
忙しいかったり緊張しているなど、心に余裕がないと言葉がきつくなるのはわかります。
嫌だけど。
ただ、自覚なく言葉がきついひとも中にはいて本人にはその自覚がないこともあります。
無自覚にきつい理由は、人との関わり方がわからない、人の気持ち鈍感で自分の言葉で傷つく人がいると想像ができない、といったところでしょう。
無自覚なタイプはこちらに害を与えるつもりは無い場合があるので、当てはまる場合は気にしないほうがいいです。
じわじわこちらの心にダメージが溜まっていくことが多いので、一定の距離は保ちましょう。
https://kigyolog.com/article.php?id=1606
正論は正しいけれど、傷ついてもいい
正論は正しいから正論ですが、人が目をそらしたくなる現実でもあります。
そこに無理やり目を向けさせるのなら、それなりの痛みをともなうことを正論を放つ側も覚悟しておく必要はあるでしょう。
「正しいことを正しく言って何が悪い」と正論を放ち続ける人は、無自覚に人を傷つけ続けないと自分を保てないかわいそうな人です。
正論を言われたとき「言ってることは正しいから、わたしが悪いんだな」と自分ばかり責めずに、改善すべきところは改善して必要以上に落ち込まないようにしてください。